謙然学社甄観文庫・方術の間

方 術 の 間

方術の間

風水も命理も、まず「歴史」として読む。
占いではなく、文明の記録として。

——ここは吉凶を占う場所ではない。東アジアの人々が三千年をかけて土地・時間・人生をどう読もうとしたか、その思考の地層を掘る読み物である。


最新号

第 三 回 ・ 羅 盤 篇

羅盤という機械
——磁針と宇宙模型は、いつ一つになったのか

漢代の式盤は針のない宇宙模型、北宋の指南針は盤のない方位技術だった。二つが南宋期に合流し、針は海へ、盤は山へ進む。司南の磁気スプーン説、二十四山、三針、明清の層数競争、日本での減法的受容まで。

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既刊

第 二 回 ・ 四 柱 推 命 篇

四柱推命の起源
——生年月日で運命を読むという発想は、いつ生まれたのか

干支は本来、殷の甲骨に刻まれたただの日付記号だった。漢代の禄命論、唐の李虚中、宋代に四柱を整えた子平の法、そして日本で生まれた「四柱推命」という名まで。

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第 一 回 ・ 風 水 篇

風水はどこから来たのか
——占いではなく、三千年の環境思想史として

現代日本で「西に黄色で金運」と語られるあの風水は、本来は都の場所を卜(ぼく)で選び、山河の形を読み、王朝の権力が地方へ下るとともに広まった、きわめて現実的な環境思想だった。相地術から堪輿、峦頭と理気の分岐、風水師という生業、そして日本への東伝まで——術を史として読み直す創刊長文。

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今後の予定

  1. 04 風水師という職業の社会史準備中 陰陽生・地師・道士は、なぜ技術より人情に長けていたのか。基層自治の担い手としての生業の実像。
  2. 05 陰陽五行はいつ体系になったのか準備中 別々に生まれた陰陽と五行は、漢代にどのように一つの宇宙論へ合流し、あらゆる術数の共通言語になったか。
  3. 06 祖師伝説を疑う——郭璞と楊筠松準備中 「風水の祖」とされる人物たちは、一次史料の中で実際に何をしたのか。層をなして積み上がった伝説の剥がし方。
  4. 07 家相と風水——日本で分かれた二つの道準備中 江戸後期に十五を超える流派を生んだ「家相」と、平安の陰陽道、そして中国の風水。畳の国で術はどう組み替えられたか。
  5. 08 龍脈という地理学準備中 山の連なりを「龍」と呼んで読む峦頭の眼は、迷信か、それとも前近代の地形観察の到達点か。

実用の間:住まいの向きや間取りを自分で点検してみたい方は、間取りセルフチェック 宅鑑へ。——歴史として読むこの部屋とは別に、実地の目安を静かにお手伝いします。