弘顕精舎・問事
Counsel · 問 事
問事古人は、事あるとき「相談」とは言わなかった。「問事」と言った。
問事とは、吉凶を問うだけのことではない。吉凶が見えたなら、肝心なのは次の一句——では、どうするか。
ゆえに私の生業は、観るだけでは終わらない。見極めは出発点であり、直し方を示すことが帰着点である。宅は調えられ、命は立てられ、時は択べる。
天が半ばを定め、人が半ばを成す——私が呈するのは、人の半ばの作法である。
サービスの境界:災いで脅さず、改命や富を約束せず、仏法を術数の権威付けに用いない。すべての判断に根拠、限界、実行可能性を示す。
Dwelling
相宅
住まい、邸宅、社屋、店舗——すべてに局がある。局には順逆があり、住む人は日々のうちに受けて気づかない。だが人事の順滞は、すでにそのなかにある。
相宅は六派の学を承ける。形勢を体とし、理気を用とする。必ずその地に赴き、高きに登って遠くを望み、動線を歩き、しかるのちに言う。ただし断語は帰着点ではない——門は改められ、位は移せ、用は易えられる。私が呈するのは、実行できる一紙の調え方:何を改め、何を守り、何を時に待つか。
転居の前、購入の先、事業に滞りのあるとき、まず住環境を観ることができる。環境調整が改善するのは居住と利用の条件であり、本人の行動、関係、現実の意思決定に代わるものではない。
Destiny
論命
八字は時の烙印、紫微は星の布列。示すのは定数ではなく、稟賦と格局と節奏——手を下せる一枚の図である。
論命の要は、貴賤寿夭を断ずることではなく、図に拠って命を立てることにある。いつ進み、いつ守るか。何を為し、何を強いて為さないか。稟賦の長ずるところを、どこで用いるか。婚姻の相性、継承、人を択んで事を共にすること——みなこのうちにある。
命は天より授かり、運は己が作る。命を知ることは、命に服することではない。稟賦と節奏が見えてはじめて、おのが手にある半ばを、どこから始めるべきかが分かる。
Timing
択日
事の成否は、半ばその質にあり、半ばその時にある。質は人が修め、時は人が択ぶ——択日とは、「時」の半ばをおのが手に取り戻すことである。
択日の学は、天の時と地の利と人の和を一つに合わせるものであり、暦をめくって表を引くことではない。択ぶのは、一人、一事、一地——それぞれに宜しきがある。婚礼、開業、移転、契約、継承。大事いまだ決せざるとき、まず時を審らかにする。
基業の継承、長年の計であれば、歳々の相佐も承る。歳首に一年の勢いを観て、先後緩急を列する。何を先に動かし、何を緩やかに行うか——幕後の賓となる。
The Way · 受 理 の 途
-
一
投書
姓名と来意、問わんとする事を記し、引見の頁より書を投ぜられたい。
-
二
審閲
書状の到着より三日、必ず返答を差し上げる。問われた事が私の長ずるところでなければ、その旨を偽らず申し上げる。
-
三
引見
東京にて面晤するか、海を隔てて相見える。面談は中国語・日本語のいずれでも。潤金は案により議し、面晤ののちに呈する。ここに列示しないことを、ご海容いただきたい。
-
四
受理
ひとたび事を受ければ、必ず躬ら之を為し、人の手に委ねない。一季に受理する案は、数件を限りとする。